#マジブルー

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【画像】プリキュア、とんでもない肉弾戦アニメだったことが発覚wwwww男「おいおい、テンション高いな」 女『今日はね、雨が降っちゃって』 男「おお」 女『春雨!!』 男「お、おお」 女『いやー30分雨にうたれながらの通勤ってのは最悪ですね!!』 男「その割には嬉しそうだな」 女『先輩が優しくココア入れてくれたし……』 女『それに、先輩のタオル借りちゃった♪』 男「ああ、それでか」 女『帰りには雨もあがってたし、30分頑張った甲斐があったわ』 男「はは」 …… 女『このテープがあなたのもとに届くまでに、1年間かかるわけじゃない?』 男「うん」 女『それって、なんだか不思議だなって、思ったの』 男「どういうこと?」 女『私の今を、あなたは1年後に同じように共有してくれるわけじゃない』 女『あなたにとっての私は過去だけど、私にとってのあなたは未来なの』 男「はあ……まあ、そういうことだな」 女『1年間だけ時空を超える、タイムカプセルなのよ、このテープは』 男「はは、幻想的だな」 女『それも10分間だけの、ね』 男「10分間だけ、か」 男「インスタントだな」 女『インスタント・タイムカプセルよ』 男「……」 男「お、おお」 女『素敵よね』 男「君の発案だろ?」 女『さすが私!!』 男「ははは」 【20××.4.3 13:00】 女『おやすみイエーイ!!』 男「……」 女『イエーイ!!』 男「……」 女『イエーイ!!』 男「うるせえよ」 女『今日もお昼ごはんをつくるの失敗したよ!!』 男「イエーイじゃねえじゃん」 女『はっはっは、笑っとけ笑っとけ』 男「おいおい」 男「ま、元気でなによりです」 男「今日はなにを失敗したんだよ」 女『パスタをアルデンテにしようとしたら固すぎたの』 男「……それでよく一人暮らししようと思ったな」 女『もっかい茹でたら味がなくなったの』 男「馬鹿すぎるだろ」 女『だから今日は塩パスタだったの……』 男「……」 女『……イエーイ』 男「悲しい」 【20××.4.4 15:00】 女『おやすみイエーイ!!』 男「それは昨日も聞いた」 女『あれ? 聞こえないよ?』 女『イエーイ!!』 男「……イエーイ」 女『声が小さいぞー』 男「聞こえねーだろ」 女『イエーイ』 男「はいはい、イエーイ」 男「なんだこのノリは」 【20××.4.9 18:00】 女『今日はとても残念なお知らせがあります』 男「あん?」 女『先輩に彼女がいました……』 男「お、おう、そっか」 女『仕事をする気力が起きません』 男「……」 男「なんでそれがわかったんだ」 女『今日、思い切って、晩御飯を誘ったら、彼女と予定があるって』 男「……」 女『うう……』 男「ま、まあ、気を落とすなよ」 女『ブルー』 女『マジブルー』 女『マジレンジャー!! ブルー!!』 男「そんな特撮ありそうだな」 女『マジレッドはいつも充血してるの』 男「は?」 女『マジイエローはいつもシャツが黄色いの、洗ってないから』 男「お前はなにを言っているんだ」 女『マジピンクは淫乱だけど処女なの』 男「おい!! その口閉じろ!!」 女『ちょっと今日は調子が悪いな……』 男「絶好調じゃね」 【20××.4.12 20:00】 女『今日は、続、残念なお知らせです』 男「またか」 女『先輩の彼女って言うのはマキさんのことでした』 男「……おおう」 女『マジブルーです』 男「マジブルーはどういう特性なの」 女『マジブルーは結婚を間近に控えた鬱気味のOLです』 男「マリッジブルーじゃねえか」 女『姑さんに早速目の前で愚痴を言われまくったんです』 男「重いよ」 女『でもね、もういいの』 女『新しい恋を探して頑張るの』 男「前向きだな」 女『先輩の名前って、言ったことあったっけ』 男「いや、知らない」 女『伊達先輩って言うの』 男「伊達さんね」 女『マキさんと結婚したら……』ププ 男「……」 女『伊達巻き!!』ブフゥ 男「おうふ」ブフゥ 女『って思ったら、すっきりしちゃった』 男「楽天家でいいね、君は」 女『でもまあ、しばらくは頑張って仕事に打ち込んで、忘れようと思う』 男「ん、頑張れ」 女『あなたはお仕事進んでる?』 男「ぼちぼちかな」 女『インスタント・タイムカプセルを題材にしてくれたら、読むからね』 男「……ん」 女『うふふ』 男「……そっか、失恋か」  女『新しい恋を探して頑張るの』 男「……」 男「あれ、なんでおれ、ホッとしてるんだろう」 男「応援してるつもりだったのに……」 男「……」 男「まあいいや、寝よ寝よ」 【20××.4.14 8:00】 女『おはよう』ハァハァ 男「去年の今日って平日じゃないのか」 男「なんで8時?」 女『今日……バイクが……壊れましたあ……』ハァハァ 男「おいおい」 女『だからね、会社に電話してね、今バイク押してます』ハァハァ 男「なにやってんだよ」 女『ただ歩くだけじゃしんどいから、ポータブルのやつ使って録音しながら、出勤』ハァハァ 男「無理して喋るなよー」 女『今ね、桜の木が満開なの』 男「へえ」 女『前に話したよね、並木道の話』 男「ああ」 女『ほんと、きれいなの』 男「……今日は町に出てみるか」 女『今歩いているこの道が、いつか懐かしくなるのかな』 男「……」 女『そんなふうに、いつか振り返れたら、いいな』 男「……」 女『あなたの今には、私はその家にいないんだよね』 男「そうだな」 女『実家に戻ってるのかな』 男「実家どこなんだろう」 女『それとも研修が長引いていて、まだ近くに住んでるかな』 男「……」 女『想像できないけれど、今を懐かしく振り返れてる人生なら、いいな』 男「……」 女『病院とかだったら、やだな』 男「やめろって」 女『えへへ、冗談冗談』 男「笑えないんだよ」 …… 男「お、いらっしゃい」 編集「またチャイム鳴りませんでしたよ」 男「ははは、直そうと思わなくって」 編集「どうしてですか、不便ですよ」 男「君くらいしか来ないからね」 編集「……」 男「はっはっは」 編集「毎回毎回不法侵入してる気分の私の身にもなってくださいよ」 男「はっはっは」 男「今書いている短編が終わったら、次に書きたいものがあるんですが」 編集「お!! いいですね!!」 男「お互いに顔も知らない同士の二人が、カセットテープでつながる話なんです」 編集「ほうほう」 男「仮タイトルはインスタント・タイムカプセルで」 編集「ノリノリじゃないですか!!」 編集「なんですか、いいインスピレーションが湧いたんですか」 男「ええまあ」 編集「なんだか生き生きしてますよ、先生」 男「そうですか?」 編集「なんだか顔色もとってもいい感じ」 男「ふだん顔色悪いんですか、僕」 編集「あああ、いや、いや、そういうことではなくて」 男「ははは」 編集「あはは」 男「今度までにプロット作っておきますから」 編集「はい、楽しみにしてます」 編集「でも、今書いてるものを落とすことはしないでくださいよ」 男「はいはい」 編集「では、また来ます」 男「はーい」 編集「あ、あの、先生」 男「ん?」 編集「あの、この間素敵なイタリア料理のお店を見つけたんです」 男「ふうん」 編集「で、ですね、今度ご一緒に行きませんか?」 男「え」 編集「あああ、もちろん、お暇でしたら、ですけど」 男「ああ、いいですね」 男「僕、町の方あまり知らないし、案内してくださいよ」 編集「はっ、はい!! 喜んで!!」 【20××.4.29 16:00】 女『今日はマキさんとランチしてきたよ♪』 男「おう、祝日か、今日は」 女『おいしーいイタリアンのランチ♪』 男「イタリアンねえ」 男「そういやあれから編集さんと具体的な約束してないな」 女『マキさんが、先輩に告白したお店なんだって』 男「……へえ」 女『そういう成功したカップルがたくさんいるんだって、ネットで紹介されてるお店らしいの』 男「……へ、へえ」 女『その話はちょっとつらかったけど、私もいつかこのお店で告白とかしてみたいなあ』 男「……」 女『だってね、すっごく素敵な雰囲気なのよ』 男「……」 女『男の人も入りやすそうだし、だけどムードもあるし』 女『ランチでもディナーでもいい感じのお店だったよ』 女『あなたも是非、行ってみてね』 男「……」 女『あ、そういえば、あなたはいい人がいるの?』 男「ん……」 女『知らないな、そういう話』 男「どうかな」 男「わからない」 女『実を言うとね、私、まだ会ったこともないのに』 女『あなたが、ちょっと、気になるの』 男「!!」 女『えへへ、変だよね』 男「……」 男「おれも……かな」 男「変だよな」 女『色んな想像を、毎日してるの』 女『あなたはどんな人なのかなあって、ね』 男「……」 男「おれもだよ、多分」 男「毎日想像してる、気がする」 女『失恋したばっかだけど、いや、だからこそかな』 女『気になっちゃうんだなあ』 男「へえ」 女『みつを』 男「はあ?」 女『なーんて、ね』 男「あん?」 女『気にしないで、ただの戯言よ』 男「はいはい」 男「いい人、かあ」 男「具体的な約束、しようかな、早いとこ」 【20××.5.5 11:00】 女『おはよう!!』 男「おう、おはよう」 女『子どもの日だね』 男「そうだな」 女『ああ……ゴールデンウイークが終わっちゃうね……』 男「君はずっと遊んでたじゃないか」 女『仕事がまた始まるなあ……』 男「嫌なのか」 女『五月病かな』 男「嘘吐け」 女『やっぱイケてるOLとしては、流行りものには手を出しとかないとね!!』 男「そんな五月病患者があるか」 女『ゴールデンウイークは楽しかった?』 男「おれの仕事に祝日はあまり関係がないからなあ」 女『あ、作家さんにはあまり関係ないか』 男「そういうこと」 女『なにもなかった?』 男「昨日編集の人とご飯食べに行ったよ」 女『……』 男「そんで、告白された」 女『……』 男「……」 女『私は、特になかったかな』 男「遊んでたろ」 女『さ、明日からは切り替えて、頑張るからね!!』 男「全然五月病じゃないじゃん」 女『あ、そういえばね』 …… 男「君には話したいけど」 男「おれの声は届かないんだよなあ」 女『でね……』 男「はあ……」 女『じゃあ、また明日ね』 男「ん、また明日」 ガチャリ 男「……」 男「返事、どうすっかなあ」 女『あなたはいい人がいるの?』 男「いい人、なのかなあ」 男「どうすればいい?」  女『……』 男「おれが決めること、だよな」 【20××.5.6 19:00】 男「今日、編集さんに、ごめんなさいって言った」 男「……」 男「あれで、よかったのかな」 男「わからない」 男「だけど、今は、彼女のことを考える余裕がない」 男「悲しませるだけだと思うから」 男「言い訳だな、結局」 ガチャリ 女『おいすー気分はどう?』 男「ぼちぼちだ」 女『そりゃあよかった』 男「ぼちぼちだっつったろ」 【20××.6.11 21:00】 女『明日ね、大学のときの友だちが結婚するから、結婚式に行ってくる』 男「おう、行ってらっしゃい」 女『羨ましいなー』 男「いいじゃん、そのうちできるさ」 男「……おれと違って、な」 女『デキ婚らしいんだけど』 男「じゃあダメだろ」 女『でも……いいな……結婚』 男「ジューンブライドってやつだな」 女『ジューンブライドってやつよ』 男「……」 男「最近一層シンクロするようになったな」 女『雨降らないかな、心配』 男「去年の天気なんかわかんねえよ」 女『テルテル坊主、あなたも作っといてくれない?』 男「一年前にさかのぼって効果あるのか」 女『お願い』 男「……仕方ねえなあ」 【20××.6.12 23:00】 女『晴れたよ!! ありがとう!!』 男「ほんとかいな」 女『あなたがテルテル坊主作ってくれたおかげよ』 男「どうだろな」 女『結婚式、楽しかった♪』 女『プチ同窓会の気分だったわ』 男「よかったな」 女『あ、それに旦那さんなかなか格好よかったよ♪』 …… 女『じゃあ、おやすみ、またね』 男「ん、またね」 ガチャリ 男「お勤めご苦労さん、テルテル坊主」 【20××.7.15 19:00】 女『クーラーが壊れたあ!!』 男「おいおい、マジか」 女『暑いよー』 男「まだ暑くないだろ」 男「ていうかクーラー付けるの早くないか」 女『死ぬー』 男「ああ、まあこの部屋は日当たりがいいしなあ」 女『土曜日さっそく修理に来てもらうことにしました』 男「行動も早いな」 女『この家にしては、おんぼろじゃない? このクーラー』 男「そうかな」 女『直ったらいいな』 女『新しいの買う余裕はないもんね』 男「今は、直ってんのかな」 男「えっと、リモコンはどこだろ」 女『私暑いの苦手なんだ』 男「お、あったあった」カチッ 女『寒いのも苦手だけど』 男「ん? あれ?」カチカチ 女『あなたはどっち?』 男「どっちも平気」 男「……クーラー付かないじゃんよ」 男「直ってねえぞー」 女『今日は窓開けて寝ることにする』 男「直ってねえって」 女『修理のお兄さん、電話では気前がよさそうだったから、安くしてもらえないかなあ』 男「……おれも修理頼むことにするかなあ」 男「でも、君の修理結果を聞いてからにしようかな」 女『あー早く直したい!!』 男「ええい、うるさい」 女『ちゃんとしっかり直しておいてもらうからねー』 男「一年でまた壊れてるぞ畜生!!」 【20××.7.17 13:00】 女『クーラー復!! 活!!』 男「おお、よかったね」 女『でも高かった……』 男「ドンマイ」 女『やっぱ型が古いらしくって、ガタが来てるって言われちゃった』 男「でも、その修理も一年持たなかったんだよなあ」 女『今日から快適よ』 男「おし、おれも修理してもらおうかな」 …… 修理人「あーやっぱりガタが来てますねえ」 男「はは、そうですか」 修理人「新しいのに替えませんか」 男「いや、でも、これがいいです」 修理人「愛着でもあるんですか」 男「ええまあ、そういう感じで」 修理人「いやーしかし……確か……」 男「?」 修理人「去年も僕ここに修理に来た覚えがあるんですけどねえ」 男「!!」 修理人「勘違いかな……」 男「あ、去年は、別の女の人が住んでいたはずなんですが」 修理人「ああ、そうそう、女の人でしたね」 修理人「ちょうど一年くらい前ですかねえ」 男「ど、どんな人でした!?」 修理人「どんなって……いたって普通でしたよ。可愛らしい感じで」 男「げ、元気そうでしたか」 修理人「ええ、ニコニコしてて、元気そうな子でしたよ、確か」 男「そうですか……良かった」 修理人「?」 【20××.7.23 21:00】 女『明日、プールに行ってくるよ!!』 男「お、いいね」 女『今年初水着だよ!!』 男「ほほう」 女『……見たい?』 男「見れないから」 女『うふふ、見たいでしょう』 男「見れないっつってんだろ」 女『私のナイスバデーを明日晒してくるわん』 男「ナイスなのか」 女『……』 男「本当にナイスなんだな」 女『……』 男「嘘か」 女『ま、まだ発展途上だよ!!』 男「社会人がなに言ってんだ」 【20××.7.24 17:00】 女『マキさん、超巨乳だった……』 男「完敗か」 女『お、女の魅力はおっぱいだけじゃないよね!!』 男「……」 女『ね!!』 男「そ、そうだな」 女『スレンダーな方がいいって言う人もいるよね!!』 男「うん、確かにそういう人もいるよね」 女『……』 男「落ち込むなよ」 女『牛乳、いっぱい飲むことにする』 男「悪あがきはやめなさい」 【20××.7.30 22:00】 女『明日は夏祭りに行ってきます!!』 男「遊んでんなあ……」 女『たこ焼き!! リンゴ飴!! わたあめ!!』 男「祭と言えば金魚すくいだろ」 男「祭なんて久しく行ってないなあ」 女『今度は浴衣で勝負だよ!!』 男「またマキさんと張り合おうってのか」 女『ふふふ、浴衣はスレンダーな方が似合うんだよ!!』 男「頑張れー」 【20××.7.31 23:00】 女『私、認識を改めないといけないなって、思いました』 男「どうした」 女『……』 男「?」 女『巨乳でも浴衣が似合う人っているんだね』 男「……」 男「ドンマイ」 女『でもわたあめ美味しかった』 男「そっか」 女『あとね、私の部屋に金魚が来たよ』 男「大事にしろよ」 女『名前、どうしようかな』 男「金ちゃんでいいんじゃね」 女『ゴウちゃんでどうかな』 男「いかつすぎるだろ」 女『ゴールドのゴウ!!』 男「金ちゃんの方が可愛いって!!」 女『よろしくね、ゴウちゃん』 男「あああ……」 【20××.8.11 20:00】 女『暑すぎるんだよ!!』 男「こっちもだよ」 女『クーラーが唯一の友だちなんだよ!!』 男「お、おう」 男「?」 女『晩御飯作る気が起きないんだよ!!』 男「その『だよ』って言う語尾は何なんだ」 女『今日はもうお惣菜で我慢するんだよ!!』 男「なんか影響されたのか?」 女『だよ!! だよ!!』 男「?」 【20××.8.12 22:00】 女『昨日に引き続き、暑すぎるんだよ!!』 男「はいはい、クーラーが友だち」 女『クーラーが唯一の!! いや!!』 男「繰り返すのが好きなんだな、君は」 女『あなたの次の友だちなんだよ!!』 男「友だち少なすぎんだろ」 男「3番目は誰だよ」 女『3番目は……ゴウちゃんだよ』 男「寂しすぎんだろ」 男「今どきのOL寂しすぎんだろ」 女『寂しくなんてないんだよ……』 男「……ドンマイ」 男「職場で友だちいねえの」 女『マキさんは優しいけど、先輩だし』 男「……」 女『他に年の近い人がいないから……』 男「大学時代の友だちとか」 女『小学校から大学まではずっと地元だったからなあ』 男「離ればなれか」 女『……』 男「ってか、語尾がなくなってるぞ」 女『……』 男「何の影響だったんだよ」 【20××.8.21 18:00】 女『こんにちわー』 男「おう」 女『昨日マキさんに漫画を借りたので、今日は一日中読んでたの』 男「へえ」 女『だぴょん』 男「は?」 女『だぴょん!!』 男「……ま、まあ君が影響されやすい子だってのは良く分かった」 女『左手は添えるだけ!!』 男「はいはい」 女『そういえばさ、左手ってどうしてるの? 男の人って』 男「ぐふっ」 女『あのときはやっぱりヒマしてるの?』 男「な、何の話かな」 女『それとも添えてるの?』 男「添えてませんけど」 女『働くのはやっぱり右手なの?』 男「ちょっと黙ろうか」 女『左手は添えるだけ!!』 男「うるさい」 【20××.9.17 23:00】 女『ういひひ、ただいま~』 男「おいおい、酔っ払ってんのかよ」 女『お酒美味しかったあ』 男「ったく、そんなに強くないくせに」 女『今日はね、一人だったの』 男「あ、マキさんとじゃないのか」 女『一人で寂しくお酒飲むのって、憧れだったの』 男「そんな憧れ捨ててしまえばよかったのに」 女『寂しかった……』 男「当たり前だろ」 男「最近悩みらしいこと言ってなかったのに、どうしたんだ」 女『寂しいよう……』 男「おれが聞いてるだろ」 女『……』 男「おれの声は、やっぱ届かない、よな」 女『……あなたに聞いてもらえるこの時間だけが、私の安らぎなんだ』 男「お、おう」 女『自分で決めたこととはいえ、もっと長い時間にすればよかったなあ』 男「でも、テープは10分しかないんだろ」 女『B面も使えばよかった……』 男「ああ、そうか」 男「でも10分だからこそ、ここまで続いてるんじゃないか」 女『あなたからの返事が聞きたいよう』 男「おれはずっと聞いてるから」 男「たった10分だって、毎日楽しみにしてるんだから」 女『寂しいよう』 男「おれだって、おれの声が届かないのは寂しいんだよ」 女『ごめん、愚痴っぽくなっちゃったね』 男「いいよ、ここはそういう場所だろ?」 女『ごめんね』 男「いいって」 【20××.9.18 11:00】 女『……おはよう』グス 男「おはよう。なんだ、泣いてんのか」 女『昨日の、お店にい……』グス 男「あん」 女『大事な時計、忘れちゃったあ』グス 男「おいおい」 女『取りに行ってくる……』 男「お、置いてくれてるといいな」 女『大事にしてたのに……』 男「大丈夫だって」 …… 女『じゃあ、また明日ね』 男「おう」 ガチャリ 男「……」 男「おい、結果発表は明日かよ」 男「時計は結局あったのか、なかったのか」 男「……」 男「こういうとこ、ちょっと不便だよな」 【20××.9.19 13:00】 女『おいっす!!』 男「おう」 女『今日はオムライスをつくったよ!!』 男「へえ、今日はうまくいったのか」 女『……』 男「?」 女『オムライスっぽいものをつくったよ!!』 男「失敗なのか」 …… 女『じゃあ、またね!!』 男「おーう」 ガチャリ 男「……ふう」 男「おれもそろそろ飯作るか」 男「……」 男「って、時計は!!」 【20××.10.17 20:00】 女『ふと町に出てみたら、お祭りやってたの』 男「へえ、秋祭りか」 女『御神輿担いでる人たちがいて、写メとっちゃった♪』 男「見たいけど」 女『見たい?』 男「見れないしな、どうせ」 女『ね、御神輿って担いだことある?』 男「ないなあ」 女『私、担いでみたかった……』 男「女の人は無理だろ」 女『女の人の御神輿もあったのよ』 男「へえ」 女『高校生くらいの子も担いでたなあ』 男「そういうのもあるのか」 女『あと、フランクフルト美味しかった』 男「また食ったのか」 男「なんか君は食べ物の話が多くないかね」 女『太っちゃう』 男「ほいほい買い食いするからです」 女『ときに』 男「ん」 女『小説は進んでる?』 男「ぼちぼち」 女『早く読みたいなあ』 男「出版されたらあげるよ」 男「と、言いたいんだけどなあ」 女『最近読んだ本で面白かったのはね……』 …… 男「小説、進めなきゃ、な」 女『じゃあ、おやすみ』 男「おう、おやすみ」 ガチャリ 男「……どうしたら、いいんだろう」  女『早く読みたいなあ』 男「……読んでくれるかな」 【20××.11.11 22:00】 女『やあ』 男「おす」 女『今日地震あったんだ』 男「あれ、そうだっけ」 女『あんまり大きな地震じゃなかったけど、仕事中でびっくりしちゃった』 男「そりゃあ、災難だったな」 男「まあ、無事そうでよかったよ」 女『電気とか揺れてたし』 男「机の下に隠れたか?」 女『小学校のときの避難訓練思い出したの』 男「机の脚は対角線で持つといいんだぜ」 女『いやあ、なんにしても怖かった』 男「仕事は?」 女『仕事の方は特に問題はなかったんだけど、ちょっと書類が散乱しちゃったのがねえ』 男「ああ」 女『うち、もともと整理された職場じゃないし……』 男「ははは」 女『家に帰ってきたらマグカップ一つ割れてたしい』 男「あらら」 女『まあ、この程度で済んでるんだからよかったのかなあ』 男「そうそう」 【20××.12.1 21:00】 女『もうすでに世間はクリスマス一色ですよう』 男「おお、もうそんな時期ですか」 女『寂しいよう』 男「おれはもっと寂しいよ」 女『駅前でおっきなツリーの準備が始まってたよ』 男「まだ結構先なのになあ」 女『クスマスの日は家で一人パーティするからね!!』 男「どうせおれは10分しか参加できないんだよなあ」 女『チキン食べるから!!』 女『シャンパンも買っちゃうんだから!!』 男「酒はほどほどにしとけよ」 【20××.12.10 22:00】 女『クリスマスにみんなでパーティすることになったよー』 男「おお、よかったじゃん」 女『先輩もマキさんも二人で過ごせばいいのにねえ』 男「大人になったな」 女『まあ他の部署の人もいるみたいだけど』 男「男前がいるといいな」 女『私のコミュニケーション能力でイケメンひっかけちゃうぞ!!』 男「はは、頑張れ」 女『嘘』 男「……」 女『無理無理、そんなの』 男「だよねー」 【20××.12.17 20:00】 女『やあ』 男「やあ」 女『クリスマスにね、みんなでプレゼント交換することになったんだけど』 男「へえ、面白そうだね」 女『なにがいいかな』 男「おれのアドバイスは聞こえないだろ」 女『男の人も女の人も喜ぶものって限られてるよねえ』 男「ああ」 男「結局無難なものになっちゃうよな」 女『こけしとかどうだろ』 男「それはやめとけ」 女『ちょっとエッチなパーティグッズもありってネットで見たんだけど』 男「それもやめとけ」 女『ちょっと買うのが恥ずかしいなあ』 男「やめとけええ!!」 女『あのねえ、見た目は可愛めのやつがあってね……』 男「ダメ!! ダメ!! 絶対!!」 【20××.12.19 14:00】 女『結局マグカップにしたよ』 男「ふぅ、安心したよ」 女『やっぱり無難なのが一番だよね』 男「そうそう」 男「エログッズ買わなくてほんとよかった」 女『そういえばプレゼント買いに行った店にね、面白いものが売ってたの』 男「ほう」 女『何だと思う?』 男「……」 男「エログッズでなければ何でもいいです」 女『答えは!! ジャジャーン!!』 男「古っ」 女『頭痛持ちのあなたに!! ズキンシップ!!』 男「名前が嘘くさい!!」 女『首周りにペタっと巻くだけで、頭痛が和らぐんだって』 男「へえ、いいじゃん」 男「でもやっぱ名前が酷いな」 女『今夜からこれ巻いて寝ることにする♪』 男「それで頭痛がひくといいな」 女『ていうか、早速巻いてみる』 男「……ガッカリグッズじゃありませんように」 女『冷たい!! なにコレ!!』 男「湿布なのか?」 女『うひゃああああああ』 女『痛い!! 首筋が痛い!!』 男「おおお、悶絶してるな」 女『ひゃあああああああ』 男「ガッカリグッズだったか……」 女『あれ? ちょ、気持ちいい……?』 男「あれ?」 女『やったー快調だよ!!』 男「あれ……意外」 女『最近あんまり頭痛は出てなかったけど、万一ってことがあるからね』 女『予防もかかさないのさ!!』 男「おう、それがいい」 女『あなたも頭痛に悩まされたら、ズキンシップ!!』 男「いやーおれは遠慮しておくよ」 女『ズキンズキン!!』 男「それ痛いときの効果音だろ」 【20××.12.25 20:00】 女『先輩からマフラーもらったああああ』 男「おお、おめでと」 男「ふっ切ったんじゃなかったのか」 女『暖かいよう』 男「ていうか今までマフラーなしで生活してたのか」 男「バイクじゃ寒いだろうに」 女『あとねえ、別の部署の男の人から、アピールされたよう』 男「お」 女『メアド渡されてーよかったらメールくださ 国内・海外芸能ニュース|ゴシップノート
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